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【福祉施設】日常業務を『敢えてやらない』視点について

 本記事では、福祉施設での日常業務や支援を『敢えてやらない』視点について説明しています。主に、初めての部下ができて自分が上司になった職員、または管理者として施設全体を見回している方向けです。もちろん、「これから頑張っていこう!」と思っている新人職員にもおすすめです。

 お読みいただけますと、施設の業務や支援のやり方について、ヒントや効率化に繋がってくると思います!

反響の大きかったツイートを深掘りしていきます!

よく言っているわよね、それ。しつこいくらいよ?

それくらい、大事にしている視点ということです!

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「私はいなくてもいい」の根底にあるもの

 その施設にとって無価値で、むしろいないほうがいい…なんて意味合いではなく、「いなくても業務や支援がまわる」という状態を目指したい。判断を仰ぐこと、重要な決定はしなくてはならないが、日々の支援の中で繰り返される決定は、他の職員でも十分に対応できるはず。そのような状態を目指していくことが、真の人材育成なのではないかと思っています。

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「私はいなくてはならない!」だと、どうなる?

 まず、指揮命令系統が機能しません。ホウレンソウは非常に大事ですが、各職員が判断できる裁量がないといけないと私は思います。それだけ、日々の支援は判断の連続だと思っています。
 また、電話対応やご家族の対応も限られた人だけが行っていると…業務自体が回りませんよね。すると、だんだん「その人がいないと業務が始まらない状態」に陥ります。これは、周りの職員にとってもモチベーションが下がる要因になります。

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人材育成は、相手を信じることから始まる!

 この言葉に尽きると思います。人の成長を願うなら、その人の判断ややり方を信じてみよう。それを、支持できる心のゆとりを持とう。もちろん、その判断のプロセスや支援の充実度は、その職場の育成にかかってきます。本人の持っている可能性を開花させるため、伝達することを諦めてはなりません。併せて、わかりやすい業務マニュアルなども必要になるでしょう

みんなで、その施設を支えているのです。一人じゃ、支えきれません。

何もしないおさぼりとは違うわね!

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もしも、それが自分になったら?

 仕事をしていて、あなたはふと気が付きました。「あれ、私がいなかったらどうするんだろう?」と。そう、いつの間にか、多くのことを抱えている状態になっていたのです。自分がいないと、指揮命令系統が機能しない。指示を出し続けなければならない。支援が必要な利用者さんにも対応しなければならない。ひょっとしたら、送迎も自分しかできない状態かもしれない。

 もっともっと極端な話、施設の広報誌を作ること、利用予定表をパソコンで作ること、みんなみんな自分だけが携わっていたら…?こうなると、どんなに時間があっても足りません。そうならないように、みんなが携われる、適切な職務分掌が必要なのですね。

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まれに、やっかいな職員もいる

 諸々抱え込んで、その施設の業務に対して属人的に関わろうとする職員も一定数います。責任を持っているのでしょうか、それとも、自分だけができる仕事があることがやりがいなのでしょうか。これは、周りの職員にも悪影響です。異動も限られますし、いい空気が入りませんね。

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「敢えてやらない」の先にあるもの

 楽するためのそれではなく、手が空いたら次にできることがたくさんあるのです。今まで自分がやっていたことが、他に人もできるようになる。次に、自分の空いた手は新しいことに着手するためのそれになる。すると、その職場の発展や次の展開を望めるようになります

 仮に自分が下の立場だったら、上司の手を少しでもフリーにさせたいなと思います。その分、その上司には別のことをやってもらいたい。その時点では、その人ならではのものかもしれないけど、それはいつか自分のものになるかもしれない。もちろん、自分だけが抱えるのではなく、バランスを見てみんなで携わっていく環境が整えられていることが条件なのは、言うまでもありませんね。

ニュアンスがうまく伝わったら幸いです!これは、私のモットー!

愛をもっとー自由をもっとー♪

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