来年度から「週休3日」の正社員の枠を作ることにしました。利用者支援以外は基本テレワーク、小さい子どもがいるママパパが来るといいな。子の病気による休暇も設けよう。みんなで子育てするんだ。人が育つってすごいじゃん、「働く」と「子の育ち」はセットなんだよ、少なくとも自分はそうだったよ✌
新しい働き方として、福祉業で週休3日というスタイルを打ち出したツイートです。思わぬ反響もありましたので、それを整理していきたいと思います。
はじめに
賛同も、反対も、異議全部含めてもありがとうございました。コロナ渦となってもうずいぶん経ちますが、その間も働き方に変化を付けてきて、それの集大成が週休3日の提案というわけです。
これまでも「利用者支援以外は基本テレワーク」ということを打ち出してきました。施設であれば、利用者がいる時間は施設で勤務となりますが、それ以外の時間は極力テレワークにするということです。なお、そのテレワーク時の仕事に関しては、完全な成果主義ですので、命令して出来上がったものが満足いくものであれば、時間の使い方は問わないものでした。
人と人の接触がないと、福祉の仕事自体難しいのではないかという話も出ましたが、オンラインの会議の活用、あとは「ここは絶対会って話したほうがいい」というポイントのみで対面を実施しての打ち合わせ、または面接を吟味して実施しています。
こうなると、会った時の印象も大きいもので、気持ちよく話すことができるベースがすでにある、もっというと頭が冷えた状態で話すことができるという効果もあります。オンラインと対面のバランスは重要です。うまくコントロールすると、オンライン時にも対面時にも同様のいい話ができるようになります。
なぜ週休3日という考えになったのか
①私がそのような勤務をしたいから
②子育て世代の方が働きやすいと思ったから
③病気や障害のある人が、自分のペースを守って働くことができると思ったから
④親の介護など、時間や日にちのゆとりがあるといいのではないか
①は私自身の気持ちなのですが、②~④は予想でした。「そうであったらいいのではないか」というところから話がスタートしています。
実際に、私の会社では子育て世代(幼稚園・保育園、小中学校の子どもがいる)の社員はいません。したがいまして、この辺りは「ひょっとしたらズレてる」可能性も持ちながらのところでしたので、上記の大きな反響は嬉しいところでした。
もちろん、週休3日を対象とする社員はすべてなので、少なくともうちでは、子どもがいる、病気であるという属性がないと選べないということではありません。
週休3日にするために
現在考えられる週休3日のスタイルは、ざっくり以下のとおりだと思います。
①一日の勤務日数を10時間にし、4日勤務=40時間と、週休2日のときと総勤務時間は変わらないように調整する。→これは、給与も変わらない場合だと思います。しかし、一日の労働時間が増えてしまうと、生活時間のやりくりが大変になることも想像できます。
②週休3日、労働時間は一日8時間、つまり休み単純に増えるパターンです。これは、給与の維持も難しく、給与をそのぶんカットするという考えの企業もあるかと思います。
③最後に、週休3日、労働時間は一日8時間、給与は可能な限り変えない、というスタイルです。業務の効率化、集客、支援のアイデアなど、即収入に結びつくものではなくても、各人が持てる「いい部分」を業務に反映することが必須です。その辺り、「自分がいたらこの会社は面白くなる」という方と一緒に仕事をしたいと思っています。
①~③まで書きましたが、私は③を考えています。①~②では、形だけの週休3日制になると思うからです。仕事の量は減り、給与も可能な限り上がるのが理想です。
本当の週休3日制になるために
さて、「仕事の量は減り、給与も可能な限り上がる」ということは果たして可能なのかどうか。これはただ待っているだけではやってきません。今ある仕事を見直すことのできる力、それをより効率良いのものに変えていくアイデア、そしてそれを具現化する実行力が必要です。
そういった意味合いでは、今のペースで週休2日の仕事をやるという選択肢もありだと思います。週休3日を選択するということは、それだけ創造的なアイデアややりたいことがあるからで、私としてはそれを応援したいと思っています。休む時間や働く時間を作りたいなら、それを作る相応の努力をしなければならないと思っています。もちろん、私も含めてそれは言えることです。
そして、何かを変えるときは、変わることをワクワクできる仲間と行いたいものです。ただ付いてくるのではなく、前向きに議論しあえる人との出会いが楽しみです。
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