今回は障害福祉サービス、特に施設に務める際の服装について考えていく記事です。実習など行く場合にも、参考になるかと思います。
今回は福祉サービスを提供する際の服装について考えていきたいと思います。施設の種別により異なる部分もあるかと思うので、その辺りにも触れていきたいと思います。
それでは、さっそくいってみましょう!
服装に関して、基本的な考え方
まず、福祉施設に勤務するにふさわしい服装というものはどんなものがあるでしょうか?動きやすい服装、汚れてもいい服装、派手でないもの…そんなあたりが浮かんできそうですね。
しかし、直接処遇と呼ばれる現場職員に関して大事な要素は、清潔感があり、利用者さんに怪我をさせないような服装です。具体的に言うと、必要以上のチャックが付いてないこと、紐が出ていないものなどが考えられます。その中に、動きやすいという要素も含まれます。
そういった意味合いで、制服がある事業所も数多くあるかと思います。ただ、制服じゃちょっと味気ない…というのが私の正直な気持ちです。また、制服はなくても規定がある事業所もあるでしょう。そして、もっとも多いのは、基本的には自由という事業所だと思われます。
煌びやかなオシャレさじゃなくても、洋服は社会に繋がる重要な要素です。利用者も職員も、その勤務に差し支えない範囲でオシャレを楽しんでもいいのではないかと思っています。
施設勤務では、どんな服装が適しているのか?
施設種別により、やや異なると思うので大別して書いていきます。
①生活介護など介護メインの施設
動きやすく、清潔感のある服装が求められる部分です。汚れることも多いので、服装に関しては割り切って考えたほうが良さそうです。したがって、買い替えのしやすい安価なもので、耐久性もあり動きやすいものというシビアな条件となってきます。
もちろん、利用者に怪我をさせるような服装もアウトですので、なかなか選び難いところもあります。また、とっさの動きを求められることもあるので、靴にも留意したいところです。
まずは、基本の条件を考えてきましょう。
・耐久性のあるもの
・動きやすいもの
・無駄な装飾がないもの
そして、大事なところは腕をまくりやすい服であることです。手洗いなどで濡れる機会が数多くあるので必須条件です。したがって、ボタンダウンシャツはお勧めできません。
以上の条件から、夏はポロシャツにチノパン、冬は被りのパーカーにチノパンがお勧めです。外へ行く活動時は、上に何か羽織りたいところですが、話題のワークマンでいろいろ出ているので見てみてください!カラーも豊富でなかなかオシャレですよ。
なお、ジャージ可の施設であればジャージスタイルでも構わないでしょう。ただ、部屋着感が強く出てしまうので、福祉サービス事業所としてだらしなくならない程度が望ましいと思います。
下はジャージ、上はパーカーなどスウェット系でもいいかと思います。もちろん、パーカーの紐は取っておくことです。あと、パーカー自体を引っ張ってしまう利用者がいる場合もあるので、確認が必要です。
あと、私のおすすめとしては靴はスリッポンがいいいうことです。少なくとも、私が生活介護事業所に勤務していた時、支援中は紐靴を履いたことがありません。何かあってもすぐに靴を履いて出られるようにしていたからです。あと、利用者との外出中に靴ひもがほどけたとしたら、屈むことで利用者から目が離れてしまうのが怖かったからです。
↓以下のディッキーズのパンツは、私にとっての使用条件を満たしていたので愛用していました。なんといっても、洗濯してもすぐ乾くのがいいですね!
②就労支援や相談支援事業所、研修参加時など
基本的に、きちんとした格好が求められてきます。特に、就労支援系ですとフォーマルなスタイルのところもありますので、確認が必要でしょう。福祉的就労を担っている現場ですと、その作業のしやすさで服装は大きく変わる部分ではありますが、やはり清潔感が必要になる部分です。
ここでは、ジャージやスウェットではなく、シャツとパンツで決めたいところです。個人的には、ややタイトなジーンズにボタンダウンシャツなどが、決めすぎず好印象です。
ただ、ジーンズが不可という可能性もあるので確認が必要ですね。私としては、ややタイト目なジーンズは下手なパンツよりも清潔感があると思っています。
③児童を支援する施設
ここでも、生活介護など介護メインの施設と同様です。ただ、エプロンなど着用する場合もあるので、それによってまた異なる部分があるかもしれません。
キャラクターものの靴下など、子どもと会話のきっかけになる場合もあるのでおススメです。ただ、実習に行く際は避けたほうがいいかもしれません。たまにそのキャラクターものにこだわるお子さんがいると、一人では対応が難しいからです。
ここでも、やはりスリッポンをおススメします。とにかく、すぐに走ることができること!それに尽きます。
④移動支援など、外に出るサービスの場合
移動支援、または施設の外出イベントなどもあるでしょう。このような場合は、いつもと違ったモノを着ると利用者のテンションも上がると思います。とはいっても、介助が必要な場合もあるので、そのあたりは相談が必要ですが、ジャージは避けたいところです。
⑤その他
その他、どんなものを持っていればいいのでしょうか?各場所により、筆記用具が必要だったり、携帯電話(職場のもの)や必要なメモ等が考えられます。私は、ウエストポーチのようなものを所持してして、必要なものをその中に入れています。
これは入れておいたほうがいいよ!というものは、①小銭、②リップクリーム、③小分けにしたアルコールスプレー、④ばんそうこう、です。
本記事のまとめ
障害福祉サービスに従事する際の服装は、介護保険サービスのように厳しくない部分があります。そのような理由から、だらしない職員や、必要以上にオシャレな職員が目立つことも事実です。
何事も適度に、基本を忘れず、清潔感のある服装を心がけたいものです。最近では、ユニクロやワークマンでもかなり使えるものがあるので、是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
最後になりますが、上履きが必要な事業所もあると思います。上履きもスリッポンタイプがオススメとなりますが、クロックスタイプはオススメしません。ただ室内を歩く分には履きやすいのですが、咄嗟の動きが求められたり、頻繁な階段を乗降が必要な場合、大きなつま先が引っ掛かってしまう可能性があるのです。
つまり、転倒の可能性が多くなってしまうので、支援時の動きも考えて上履きも選んでいきたいところです。
今回は、障害福祉の現場での服装がテーマでした。お読みいただき、どうもありがとうございました!
たまには気分のアガる仕事着も必要だわね!
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