利用者への敬称を考える~アップデート編~

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支援力をつける人財

こんにちは!福祉サービスの利用者さんへの「敬称」について、日々考えております。今回は、最近自分の頭の中で閃いたことをブログにしていきます。

結論から言うと、今までは「さん」や「さま」にこだわっていましたが、「まぁ、それでなくてもいいんでない?」ということです。はい、一転すると手のひら返しのようですが、基本は変わっていないのでその辺りも書いていきたいと思います。

利用者の呼び方について ~敬称の大切さ~
kenny-gby.com/shien001

利用者への敬称から生まれる『その先の』支援について【療育・福祉サービス】
kenny-gby.com/shien032

障害児・者の支援と敬称について考える ~研修編~
kenny-gby.com/shien031-2

福祉サービス利用者のことをどう呼びますか?【敬称について考える】
kenny-gby.com/shien050

 振り返ると、「敬称」についてはいくつか記事を書いていて、その度に少しずつ変化があることが分かります。特に、最後のTwitterにてご意見を募集した記事に関しては、新しい考えの芽のようなものも出てきて、「なるほど~」と思っています。

 なんて思うと、いろんな意見に触れて、考え方の軸を少しズラしながらピントを合わせていくこの仕事って楽しいですよね。醍醐味だなと思った次第です。

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敬称について、ざっくりまとめ

 今まで考えていたことを、まずはざっくりまとめてから次に行きます。上で紹介したブログに詳しく書いています。

・利用者さんに、敬称って必要だよね
・次に続く言葉も柔らかくなるよね
・福祉サービス業だし、やっぱり「~さん」が馴染むよね
・利用者同士も、職員と利用者間も、敬称で程よい距離感になるよね
・敬称で呼ぶことで、社会との繋がりにもあるよね
・自分だって、職場でどう呼ばれているか考えてみようか
・愛称で呼び合う職場なんて、そうそうないしね
・サービス提供も、職場でも、敬称がいいのかもね
・好きな名前で呼び合う場所があると、よりいいのかも?
・今までの考え方は固定観念かもしれないなぁ?←new!

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敬称について考えたその後に

 さて、私自身は引き続き敬称を用いて利用者、職員と接していますが、少しだけ変化がありました。それは、当たり前と言えば当たり前なのですが、敬称がなくても人間関係は成立するということに気が付いたのです。

 しかし、福祉サービスはただの「人間関係」ではなく、サービス利用者と提供者という人間関係上の出来事で、そこの橋渡しに「敬称があること」は最も適切な方法であろうということで、この考え方はベースとしてあることが前提です。

 その上で、今まで「敬称を用いよう」ということを書き続けていたのは、「考えなしに、利用者または職員のことを呼び(多くの場合は呼びつけや愛称)、その違和感に気が付いていない人たち」が対象だったことに気が付きました。反対に、それを自覚している、しないは別として、自分の支援や関りの軸にすんなりと落としていた場合、呼びつけや愛称を用いていても成立するのではないかなということです。

 下手くそな説明で恐縮です。言いたいことは、〇〇さん、または〇〇さまという「敬称」は、平均点は狙えるけど、突破力はないということだと思います。たぶん。ホテル的なサービスならそれが一番ですが、私がやりたいのは町の居酒屋的なものだと自覚してきたので、その場でしか通じないけど、固有の呼び方があってもいいじゃん、というお話です。

 支援として考えると、ただのお客さまではなく、固有の存在で、固有の関係があるのだとしたら、「敬称」を介さない方法が、最もいい支援となる場合もあり得るのではないかと思いました。

 最後に、もし機械的に敬称を用いているのであれば、それは呼び捨てと同じだと思いました。これからも、敬称とサービス利用について考えていきたいと思います。

支援力をつける人財
ケニー

福祉事業所にて、療育、生活支援、余暇支援など直接支援や、相談支援専門員など相談職の経験を積み、現在も福祉に携わっています。その過程で2校の通信専門学校へ通い、福祉の資格取得もしてきました。仕事と家庭生活の両立を目指しています。

また、複数の法人立ち上げの経験から、福祉職としての働き方や組織作りにも積極的に取り組んでいます。

ブログでは、資格取得の道のりや勉強のノウハウ、そして福祉職として働いていくためのマインドを発信しています!
勉強のちょっとした小技や役に立つこと、その他実際に私が体験したことなどをお伝えしていきます。

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