【令和2年 公認心理師 現任者講習会 受講レポ】~申し込み・準備・心構え~

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福祉の資格取得

令和2年1月(2020年)、公認心理師の受験資格を得るため、4日間の現任者講習会に参加しました!そのときのレポートをお送りいたします。

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公認心理師 現任者講習会とは?

 現在、公認心理師の国家試験の受験資格を得るためにはいくつかのルートがあります。その5年の経過措置の中で、「現任者」と定義されている方たちの受験ルート(Gルート)として、この現任者講習の受講・修了を要件としているのです。

 この措置は5年間のみなので、相当する実務経験をもって国家試験を受ける(現任者講習を経て)場合、令和2年の現時点では試験3年分(3回受験できる)しかありません。つまり、第6回公認心理師国家試験は、現任者とされている方は受験できないので、興味のある方は早めに調べて、現任者に相当する場合はこの講習会を受講・修了する必要があります。

※現任者の定義や、現任者講習会については、以下の厚生労働省のホームページをご覧ください。

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現任者講習会の申し込み

 現在、現任者講習会は実施主体により異なりますが、10月くらいから順次実施されています。私は1月中旬に現任者講習会の受講をしましたが、申し込み自体は9月でした。そして、気になったので残席を調べていたのですが、あっという間に定員に達してしまったのです。つまり、4~5か月前には定員に達してしまう可能性があるということです。

 そう、実は私はその前の年にも現任者講習をチェックしていました。しかし、調べた時点ではどの会場も定員に達していて、申し込みをすることができなかったのです。これは、経過措置である5年が経てば経つほど申し込みが増え、シビアになってくるでしょう。最新情報をゲットするべく、まめな確認が必要です。私は目星をつけた実施主体のTwitterやメルマガに登録してチャンスを待ちました。

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費用はどれくらいかかる?

 公認心理師現任者講習の受講の費用は、65,000~70,000円のところがほとんどです。併せて、必要な指定テキスト代約4,000円と、実施場所に応じて宿泊費や交通費がかかるでしょう。遠方であればあるほど費用がかかると思います。ホテル宿泊の場合は、早めの予約がいいでしょう。一日座っていて疲れてしまうので、安くても漫画喫茶などは避けたほうがいいと思います。

 宿泊費、交通費としましたが、お住いの近くで実施される場合は本当にラッキーです。今回私が参加した講習会で、グループワークのメンバー含めて12名くらいの方と関わることができましたが、ほとんどの方が宿泊組でした。開催場所も限られていますし、定員の兼ね合いでやむなく遠方の会場となった方もおられました。

 先の申し込み状況のところでも書きましたが、これだけ様々な地域から受講生が来るということは、申し込み自体シビアだと思わざるを得ません。

 高額な受講料も手伝って、受験資格を得るところから勝負がスタートしているような感覚さえ覚えます。


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私が受講した現任者講習会の所感

 まず、4日間計30時間、朝は9時半から夕方19時過ぎまでの講義やグループワークです。かなりハードでしたが、どの講義も興味を持って聴くことができたので、思ったよりも時間は早く過ぎました。

 講義やグループワークのバランスは、講義7割のグループワーク3割という感じです。講習の流れも決まっているようで、前半2日は講義中心、後半2日はグループワークの割合が多かったです。昼食をご一緒したり、夜は飲みに行ったりも、2日目以降が盛んだった様子です。

 そんな中、ちらほら欠席の方もいました。時期的にインフルエンザや体調不良でしょうか。返金なども一切ありませんし、連続した受講が求められるので、体調管理が一番の問題と感じました。なお、出席確認に関しても通常の研修に比べ厳重でした。法定研修ということで、ちゃんと本人かどうか毎時間確認をしていましたね。

 指定テキストに関しては、何度か通読をお勧めします。テキスト以外にもスライドや補足資料が配られたのですが、あくまで基本はテキスト。少しでも触れていれば、そのぶん理解が深まります。

 よく、「現任者講習会は試験対策じゃない」と言われていますが、指定テキスト自体が「試験の範囲」であるので、十分に試験対策としても機能するように感じました。それは、講師の先生方もおっしゃっていました。「この講習会の講義で、試験に役立つことはたくさんある」と。

 何人かの先生方は、試験問題を念頭に入れて解説してくださったので、事前のテキスト読み込みがモノをいうでしょう。

 トータルで考えて、個人的には大収穫の講習会でした。修了後の達成感も大きかったです。

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お役立ちグッズについて

『これ、持ってたら助かったよ!』というものをご紹介します。

・ルームソックス
→これは大活躍!長時間靴を履いていると、足が疲れてしまいます。そんな理由からか、靴を脱いで靴下で受講しておられる方もいました。私は、講義が始まったらワークマンで買ったルームシューズに履き替えて受講しましたので、足元は非常に楽でした。

・飴やガム
→甘いものが欲しいとき、そして眠くなったら…口に入れると気分転換できますね。

・目薬
→眠気対策です。シャキッとします。

・名刺
→グループワークなどで、自己紹介の時に用いました。

・携帯電話の予備充電
→行き帰りの移動時間などで、ピンチになるときがありました。当然会場内で充電はできませんので…。

・クッション
→私は持っていきませんでしたが、使っている方を見ていいなと思いました。
椅子が固いので、腰が痛くなっちゃうんですよね。背中にかませてもいい感じでしょう。

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なによりも『収穫』だったこと

 所感でも述べましたが、『大収穫』でした。何が『大収穫』だったかというと、勉強の内容や各種の情報ももちろんなのですが、何よりも『人との出会い』でした。そう、本当にいろいろな背景を持つ方がおられました。現任者ということで、みなさん仕事をしながらの参加で、第一線で活躍している方ばかり。

 そして、日本の様々な場所から、仕事や家庭の都合をつけてこの講習会に駆けつけていること。この講習会への意識が非常に高く、刺激的なお話をたくさんすることができました。この事実こそが、一番の『収穫』となりました

 この公認心理師の現任者講習会は、どんな方が参加していたでしょう。5領域と呼ばれる中では、医療、教育、福祉が多く、産業や司法の方も少数ですがおられました。しかし、私が今回で会うことができた方の中で、『公認心理師の資格を取得したら公認心理師として働く』という方は一人もいませんでした。つまり、『今の仕事の中で、公認心理師として得られる知識を生かそうと思ってここに来た』ということでしょう。

 それは、絶え間ない自己研鑽の中の一環としてこの講習会を捉えているとも言えることで、受講者の意識も高いと感じる理由の一つでした

 学ぶ意味や、資格を取得することの意義、そしてそれをどんな風に日常業務に生かしていくか。私からすると、みなさん迷いなく真っ直ぐに取り組んでいるように見えました。一言で言うと、「すごい人たちに出会っちゃった!」です。ホント、たくさんの刺激をもらえました。盛大に感謝します。連絡先を交換することができた方もいまして、年齢も住んでる場所も違うけど、お互いリスペクトできるいい友人となることができました。

 Twitterや他のコミュニティで知り合った方とも、実際にお会いすることができました。はじめてお会いしましたが、なんだか昔からの仲間のような感覚でした。みんな、それぞれの場所で頑張っているんだなと思うと胸が熱いです!また、どこかで会いましょう。

 心に残る4日間でした!!

福祉の資格取得
ケニー

福祉事業所にて、療育、生活支援、余暇支援など直接支援や、相談支援専門員など相談職の経験を積み、現在も福祉に携わっています。その過程で2校の通信専門学校へ通い、福祉の資格取得もしてきました。仕事と家庭生活の両立を目指しています。

また、複数の法人立ち上げの経験から、福祉職としての働き方や組織作りにも積極的に取り組んでいます。

ブログでは、資格取得の道のりや勉強のノウハウ、そして福祉職として働いていくためのマインドを発信しています!
勉強のちょっとした小技や役に立つこと、その他実際に私が体験したことなどをお伝えしていきます。

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